一定以上の有効性を証明するトクホの力
生活習慣病の発症率の引き上げ、タバコの喫煙による肺がん死亡者数の増加などの社会的背景があり、現在は、男女共に健康に対する意識も高くなってきています。また、改善する為には、病院で治療される前の段階が重要だという事を理解している人も増え、普段からの食生活を見直す人も増えました。
このような事もあり、サプリメントを中心とする健康食品が注目されています。
ですが、サプリメントだと、有効な成分は含まれているものの、臨床データなどが無い状態で販売されているケースも多く、効果的な場合とそうでない場合があります。
医薬品、医薬部外品として販売されているものであれば、ある一定の基準はクリアしているので、その有効性が証明されていますが、サプリメントは単なる健康食品に過ぎず、効果・効能を保証する力は持っていません。
ですが、健康食品の中にも、ある一定の効果効能が証明されているものがあり、そういった食品に対して、有効性を表す基準として取り付ける事が許されているのがトクホです。
最近のトクホの傾向と目の健康について
トクホとして認められる事は、その食品を利用する消費者にとっても一つの判断基準となります。質の良い食品、効果的な食品であるという証明ほど、利用する人間に対して安心感を与えるものはありません。
ですが、最近トクホとして認められた食品を見てみると、なんとなく、「これでいいのだろうか?」と、疑問を感じてしまいます。その理由の前に、最近認められた食品とその効果について確認して下さい。
平成23年8月30日・内閣府プレスリリースより
- トリグリティー:血中中性脂肪を抑える働きがある
- ミドルケア粉末スティック:血中中性脂肪を抑える働きがある
- 三ツ矢サイダー快適生活:食物繊維の働きで糖の吸収をおだやかにする
- スタイリーウォーター:血中中性脂肪を抑える働きがある
- スタイリースパークリング:血中中性脂肪を抑える働きがある
- ファイバー7500:おなかの調子を整える
- 健茶王 すっきり烏龍茶350:食物繊維の働きで糖の吸収をおだやかにする
- 健茶王 香ばし緑茶350:食物繊維の働きで糖の吸収をおだやかにする
- 黒豆黒茶プラス:食物繊維の働きで糖の吸収をおだやかにする
- ヘルシア五穀めぐみ茶:脂肪を消費しやすくする
- こつこつ青汁:カルシウムが豊富に含まれている
このような商品が、トクホとして認められました。
ですが、こうしてみると、食物繊維による働きか、もしくは、中性脂肪を抑えるのに有効であるかに、ほぼ限られてしまっています。
つまり、極一部の効果・効能にばかりトクホが集中しているという事になります。
健康に良い効果のある商品が増えるのは良い事ですが、同じジャンルの効果ばかりでは、トータル的な健康を考える事は難しくなります。このあたりをしっかり判断する為にも、トクホの食品を一通り確認しなければなりませんが、今言える事は、限られた効果ばかり増えても、健康の底上げとは言えません。
また、サプリメントは、販売数を伸ばす事ばかりが意識され、より健康を考え、また、効果が認められているものは数が限られています。その背景には、臨床研究などに対する投資が出来ていないという現状もあります。
今後は、このような一部の機能に偏った食品ばかりが認められるのではなく、視機能の改善に有効な食品など、健康改善を努力している人にとっての有効性の高い食品が、多く認められる事を願うばかりです。
